手順 — 違反は減点ではなく即失敗
離陸の段取りを1つ飛ばすと、点が引かれるのではなくその場でミッションが終わります。なぜそう作られているのかと、100点を取るための採点内訳。
多くのゲームでは、手順を飛ばすと減点されます。F-2 MISSIONS は違います。手順違反はその場でミッション失敗です。グレードによる救済もありません。
これは設計上の意図的な判断です。開発中は減点方式(手順 20 点)でしたが、プレイテストで何も考えず離陸しても 80 点が取れてしまうことが分かりました。つまり「点検を飛ばして 30 点払う」という取引が成立し、手順を覚えさせる課目として機能していませんでした。
そこで完成度=点数、手順違反=即失敗に切り分けられています。
離陸の段取り
(舵の点検) → READY(自動) → Tower の離陸許可 → 滑走 → 上昇(300 m AGL)
舵の点検
ピッチ・ロール・ラダーをそれぞれ両端まで動かす 6 項目です。1 項目ごとに進捗のビープが鳴ります。
2 つ注意点があります。
- 停止中の操作だけがカウント対象です。 動きながら操作しても進みません。
- 要求されるのは課程の一本目だけです。 2 本目以降は、そのまま離陸手順へ進めます。
一本目にだけ置かれているのは、手順教育よりも操作系のチュートリアルとしての意味が大きいためです。ラダーが独立した操作だと気づかないまま最後まで遊べてしまうため、最初の一本でだけ必ず触らせています(基本操作参照)。
離陸許可
READY は自動で入ります。そこから少し間があってから、管制官が離陸を許可します。無線とビープが鳴ります。
点検を終える前、または許可が出る前に動き出すと、全グレードでその場で MISSION FAILED です。判定は速度 11 km/h 超え。
「勝手に動いてしまった」ことを疑う必要はありません。駐機中は完全に静止することが実測で確認されています(ブレーキもスロットルも触らずアイドルで 30 秒放置して、速度 0.0 km/h・移動 0.00 m)。この閾値は誤爆しないように選ばれたものです。
採点の内訳(100点満点)
手順はゲートであって点数ではありません。点数がつくのはどれだけ綺麗にやったかだけです。
| 項目 | 配点 | 中身 |
|---|---|---|
| 反応 | 10 | 許可からブレーキリリースまでの時間 |
| 中心線 | 35 | 滑走中の滑走路中心からのずれ |
| 浮揚速度 | 25 | 引き起こしのタイミング |
| 上昇軸 | 30 | 離陸後の上昇方向 |
ACE のみ、ギアの上げ忘れで −15。
グレード表記は SHARP / GOOD / ROUGH です。
実測値 — 何をするとどれだけ引かれるか
| ケース | 結果 |
|---|---|
| 手順どおり(N/H/ACE) | 100 SHARP |
| ACE でギア上げ忘れ | 85(−15) |
| 中心線 10 m ずれ | NORMAL 100 / ACE 65 |
| 中心線 20 m ずれ | NORMAL 76 |
| 引き起こしが遅い(396 km/h で引く) | NORMAL 84 / ACE 75 |
| 点検も許可も飛ばして加速 | MISSION FAILED(2秒で終了) |
| 点検は済ませて許可前に滑走 | MISSION FAILED(7秒で終了) |
中心線の許容はグレードで大きく違います。NORMAL は 12 m まで満点ですが、ACE は 5 m。10 m ずれると ACE では 65 点まで落ちます。
中心線を守る — ラダーは当てっぱなしにしない
滑走中に一定のラダーを当て続けると、5% でも 22 秒で滑走路から出ます。滑走路の外に出れば減点ではなく off_runway でクラッシュです。
松島基地の滑走路は幅 46m で、中心から約 24 m が舗装の縁です。中心線の 0 点ラインはその半分(許容の 2 倍)に置かれています。
ラダーは当てて、戻すを繰り返します。ずれを見つけたら短く当てて、中心へ戻り始めたらすぐニュートラルへ。当てっぱなしにすると、戻り始めたことに気づいた時にはもう反対側へ流れています。
浮揚速度 — 引き起こしは早いほど安全
引き起こしのタイミングは、早ければ早いほど安全です。180 km/h から目一杯引いても、機体が実際に浮くのは揚力が重量に追いついたとき(迎え角 8° 相当)——基準重量なら 284 km/h です。それより手前でどれだけ引いても、脚は舗装に接地したままです。
浮揚速度は重量で動きます。増槽 2 本を吊る第 1 章の離陸では 1 割ほど遅くなり、その分だけ滑走路を長く使います。増槽を積まない出撃なら上の 284 km/h です(F-2 という戦闘機 §4)。
つまり採点で効くのは遅すぎる側だけです。396 km/h まで待ってから引くと、NORMAL で 84 点、ACE で 75 点まで落ちます。滑走路を無駄に使ったという評価です。
引けるようになったら引く、で構いません。
ゲートの手順 — 逆走だけは失格
低空侵入コースのゲートにも向きがあります。ただしこちらは扱いが違います。
- 規定方位からのずれ → 減点(ずれた分だけ)
- 逆方向からの通過 → 即失格
ずれが 90° を超えると失格側です。斜めに突っ切る程度なら減点で済むので、取り逃したゲートを戻って取り直そうとするのが一番危険です。逆走で即失格になります。
なお、離陸許可以外の手順違反は、基本的に即失敗ではなく「その段が進まないだけ」です。条件を満たすまでその場に留まるので、ジョブパネルを見て何が要求されているか確認してください。
まとめ
- 許可の無線が鳴るまでスロットルを開けない。 これだけで突然死は消えます。
- 点検は停止中に。 動きながらでは進みません。
- ラダーは当てて戻す。 当てっぱなしは滑走路逸脱。
- 引き起こしは早いほど安全。 減点が効くのは遅い方だけ。
- 取り逃したゲートは戻らない。 逆走は即失格。